2005年11月28日

血と骨

血と骨



<ストーリー>

梁石日原作の同名小説を『クイール』の崔洋一監督がビートたけしを主演に迎えて映画化。1923年の大阪にやって来たひとりの朝鮮移民の少年・金俊平。成長した彼はその強靭な肉体と知恵、凶暴性で“怪物”と周囲に恐れられ、のし上がっていく。R-15作品。


<個人的な感想>

小説を先に読んで圧倒されました。映画化されるという事で、一体どこまで、どんな風に描かれるのか期待して観ました。

一言で言えば 「残念!」 です。

やはり映画にするには描ききれないのでしょうか。そういう映画は多いですね。
小説には敵いませんでした。

金俊平の若い頃の遊郭でのエピソードは無いし(これって結構重要だと思ったんですけど・・・)、英姫が受けたもっと酷い暴力、子供を引き連れての家出、子供の死、かまぼこ工場の資金集め・・・・。それらが抜けてしまっていて、映画だけ観た人にはちょと分かり辛い仕上がりになってしまっていたのではないだろうか。
もちろん金俊平が主人公なのだから、金俊平の視線で描かれているのかもしれないが、もともとが他人に理解されない人間性の持ち主なので、伏線無しでいきなり始まった印象がして余計分かり辛いと思った。

映画という枠での時間的な問題、またビートたけしに匹敵する若手の俳優がいないということもあるのだろうか・・・。

そんな事を考えてしまった。
そう言えば、大阪に渡ってきた時の若い頃の金俊平を最近では「電車男」の伊藤敦史が演じていたのもしょっぱなで悪いとは思うが笑えてしまった。(笑)

もう一つ残念だったのは、脱いだ脱いだと言われていた鈴木京香がたいして脱いでなかった事だね。ぽろんとも無かった。(笑)
元モダンチョキチョキズの濱田マリの方が脱ぎっぷりは良かったですね。
英姫のイメージはとても気丈な女性だったので、鈴木京香の演技はやや物足りなさを感じてしまいました・・・。っていうか出番自体が思ったよりも少なかったかな。弱い存在としてしか描かれてなかったように思います・・・。残念。

たけしはさすが。イメージにぴったりはまりました。あれだけの冷酷で残虐、自分勝手な怪物をどことなくやはり人間なのだ、という雰囲気を佇む姿だけでも匂わせてくれるようでした。

あと、オダギリジョーもなかなか良かったかな。

後半の正雄と俊平がお互いの家を壊し合うシーンはギャグっぽかったです。
でも、あのシーンは小説のイメージのまんまだったかな。(笑)

どの俳優、女優も良い演技だったと思いますが、やはり書き込み不足で損をしているような気がしました。

いろいろ思いましたが、良くも悪くも強烈なインパクトは絶対受ける映画だと思います。
この映画で日本にも、祖国の北朝鮮にも居場所の無い当時の在日朝鮮人について考えさせられました。

しかし、シーンがシーンなので強くお勧めは出来ません。(汗)

<こんな人にお勧めです>

ビートたけしを観たい★★★★★
暴力シーンでも絶えれる自信がある★★★☆☆
小説を読んだが観ていない★★☆☆☆


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posted by 夜更かし☆ドライブ。 at 03:21| Comment(0) | TrackBack(1) | 残念だった映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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