
最近レンタルで観た映画です。お勧めなのかどうなのか・・・分かりませんけど、結構こういう系統の映画は好きです。
きっかけは、ロスト・イン・トランスレーション
タイトルの21gと言うのは人間が死んだ時に減る重さの事だそうです。
だから魂の重さなどと言われるのでしょう。
<ストーリー>
心臓病でドナー待ちの患者(ショーン・ペン)と、交通事故で夫を失った妻(ナオミ・ワッツ)、その加害者(デル・トロ)の3人が引き寄せられるように絶望的なトライアングルが描かれています。
<個人的な感想>
題材が物凄く重く、いろいろ考えさせられる映画でした。
台詞の一つ一つにも重みがあり、いつまでも耳に残っています。一番印象に残っているのが「それでも人生は続く」ですね。
どんなに苦しくとも、悲しくとも、やるせなくとも、死ぬまで続いて行く。それが人生なんだなぁ、と当たり前の事が身に染みた、と言う感じでした。
海外では頻繁に行われる移植手術。脳死判定も日本よりも基準が甘い、などとも言われています。移植患者がドナーを知りたい、と言う気持ちは自然なものですが、この映画のように知ってしまったらショックが大きい場合が多いですね。人の死と引き換えに自分に命を与えられた、と言う罪悪感も持つものなのでしょう。結局、移植では全てが救われないと思います。お金儲けで臓器売買、なんていうものもあったりしますしね・・・。移植に変わる人工臓器が早く開発される事を思わず心から願ってしまいました。
あと、フラッシュバックするような、また点が繋がっていくような映像の繋げ方が上手いなぁ・・・と思いました。
しかし、3人の演技力は凄いですね。
<こんな人にお勧めです>
いろいろ考えさせられる映画が好き★★★★★
ダンサー・イン・ザ・ダークは好き★★★★★
思いっきり落ち込みたい★★★★☆
明るい映画が好き★☆☆☆☆
*5段階評価(★が多いほどお勧め)
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